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ニュースフラッシュ

K 2016:世界50か国から3,000超の出展社

2016.04.21

 国際プラスチック・ゴム産業展「K 2016」の次回会期を今秋(2016年10月19日〜26日、デュッセルドルフ見本市会場)に控え、「K 2016」実行委員会・副会長のビュッシュル氏と本部長兼世界で実施するプラスチック・ゴム産業メッセを統括するクルマン氏の来日に合せ2016年4月19日に都内ホテルで、その最新情報と業界動向について発信する「デュッセルCLUB」が開催された。
 両氏のプレゼンテーションでは、「K 2016」の開催概要と今回の見所とともに、欧州および世界におけるプラスチック・ゴム市場の最新の動き(拡大状況)や山積する課題など幅広く語られた。
 世界人口の増加、進行する都市化、膨れ上がるエネルギー消費、資源の枯渇、気候変動など、われわれが対処すべき山積する課題への認識が強まっていることから、創造的精神、革新的な技術・高機能素材などの開発が強く求められている。
 今秋の「K 2016」では、こうした最新製品・技術、応用事例およびトレンドなどが発信されるとのことである。原材料・プラスチック・ゴム機械メーカー、加工業はもとより最も重要なユーザー産業でも、最新のイノベーションを確認でき、効果的に商談ができる場として、すでに確固たる地位を築いている。
 すでに出展申し込み期限を終え展示スペースがすべて完売したとのことだ。日本からは単独で21社が出展し、世界50か国以上から3,000社を超える企業が出展する。欧州のなかでもドイツ、イタリア、オーストリア、スイス、フランス、トルコや米国からの出展も目を見張るものがある。
 その点で「K」は、世界市場の変化を明確に映す鏡でもある。この数年では、アジアからの出展社数(面積)の伸びが顕著で、今回開催では日本をはじめ中国、台湾、インド、韓国企業の存在感が増しているようだ。エネルギー・資源や材料効率といった関心の高い重要課題だけでなく、ニッチな領域にもスポットが当っている。
 デュッセルドルフ見本市会場全19ホール(170,000平方メートル)で、内容は主に次の4つの製品群で構成されている。前回(2013年10月)開催では、100ヵ国以上から218,000人が会場を訪れたが、今回もほぼ同等数の来場者が見込まれている。
 
(1)機械および周辺機器
(2)原材料、補助材料
(3)半製品、高機能樹脂、強化プラスチック
(4)サービス
 
 また特別展となる「プラスチックが未来を創る(Plastics shape the future)」でのプレゼンテーションでは、ポリマー材料が地球環境をどのように変えたかを、機能面からだけではなく美学や持続可能性の観点からも提示する。このイベントは経済的および環境的側面に加え、プラスチックのごみによる海洋汚染の問題も取り上げる。
 
n_20160421_03.pdf