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ニュースフラッシュ

凸版印刷:多言語対応セルフカウンセリング端末

2016.04.04

n_20160404_02.jpg 凸版印刷は、商品情報を紙出力できるタッチパネル式の多言語対応セルフカウンセリング端末を開発した。訪日外国人観光客向けの商品を展開する流通・メーカー向けに2016年6月上旬から販売を開始する。「何度も旅したくなる日本」の実現を目指す、同社の「旅道」プロジェクトの取り組みの一環である。
 商品情報を多言語で表示するだけでなく、その情報を紙出力できるタッチパネル式の多言語対応セルフカウンセリング端末だ。これにより訪日外国人観光客へ店頭で多言語対応した商品説明が可能となる。
 化粧品などの場合、コンテンツを診断形式にし、利用者にタッチパネルで選択してもらいながら"オススメ"の商品を紹介できる。紙出力にでき、利用者はその商品情報や使用方法の説明を保管し、いつでも参照できる。アイキャッチやおもてなしツールとして売場の活性化が期待できる。
 同社では販売に先立ち、カネボウ化粧品が販売する高機能サンスクリーンブランド「ALLIE(アリィー)」のインバウンド向け店頭端末として、2016年4月1日から沖縄県内の大型量販店で実証実験を実施している。
 急激な増加をみせる訪日外国人旅行者数は2015年に1,973万人と過去最高を記録し、3年連続で過去最高を更新するなど増加傾向を続いている。そのため食品やトイレタリー、化粧品などのメーカー各社は、訪日外国人旅行者を意識した多言語対応化に取り組んでいる。
 しかし商品パッケージや店頭POPに商品説明を複数言語で記載するには、記載面に限りがあるといった課題もあり、スマートフォンを用いた商品情報の照会手法もあるものの、通信環境やダウンロードの手間もあり、もっと簡便な手法が求められていた。
 今回の商品情報を紙出力できるタッチパネル式の多言語対応セルフカウンセリング端末は、CMや商品情報を多言語で表示できるのはもちろん、原材料や使用方法の説明を紙出力できるため、必要なときにすぐ読め、商品と一緒に保管できる。
 化粧品などの場合には、コンテンツを診断形式にして利用者にタッチパネルで選択してもらいながらオススメ商品の紹介ができる。また読取口に商品バーコードをかざすだけで、商品の詳細情報を素早く表示できる。利用者がいない時は、CMなどの映像をループ再生することも可能だ。