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ニュースフラッシュ

永谷園:ブラジル向け新ふりかけ

2016.08.03

n_20160803_01.jpg 永谷園は、ブラジル向け輸出商品として、独自ノウハウや技術を用い現地ブラジル人の味覚や嗜好に合わせたふりかけを開発した。「にんにくふりかけ ローストガーリック&ごま味」、「カレーふりかけ 日本のカレー風味」の2品(30g)で、2016年12月頃からブラジルで発売する。
 パッケージもブラジルの嗜好に合わせたデザインとすることで、ブラジルで新たな"ふりかけ文化"の創出を図りたい考えである。ブラジルは世界最大の日系人居住地で、経済から文化に至るまで幅広い交流が行われている。
 ブラジルの代表料理「シュラスコ」は日本でも人気がある一方で、ブラジルでも日本の食文化は外食店などを通じて定着している。「ふりかけ」は、ブラジル在住の日本人や日系ブラジル人を中心に親しまれている1つである。
 国内では1958年「磯のふきよせ」から始まり、「おとなのふりかけ」(1989年発売)、「超ふりかけ」(2013年発売)など、様々なふりかけを発売し、現在では33品となる。海外展開は、2005年から日本で人気のお茶づけと即席みそ汁、すしの素を中心に中国や米国などで展開してきた。
 ブラジルでは2010年からブラジル駐在の日本人向けに輸出を開始し、2012年にはブラジル向けの乾麺「うどん」「そば」「そうめん」を発売している。また2013年に個食タイプの多いブラジル市場に合わせて粉末みそ汁「あさげ」「ゆうげ」を発売した。
 今回は、これまで日本人には馴染みのある優しい味わいが多かったブラジルのふりかけ市場に対し、現地のブラジル人をターゲットとした濃い味わいのふりかけを開発したものだ。現地調査等も行い、構想から4年の歳月をかけて完成した。
 濃い味わいを好むブラジル人の嗜好を考え、ごはんのみならず肉や野菜にも合う味わいのメニューで、「ふりかけと云えば、三角形のパッケージ」というイメージがブラジルでは浸透しており、パッケージでは三角形と「MADE IN JAPAN」を強調したデザインに仕上げている。
 ブラジル(主に南部)で主流のガーリックライス(ニンニクと炒めた米を炊いたもの)に合わせるのはもちろん、ブルスケッタや肉のグリル、サラダなどにも使用できる。
 「ローストガーリック&ごま味」では、ガーリックフライの風味・香りをゴマと組み合わせ、マイルドな辛みを加えてコクのある味に仕上げている。また「日本のカレー風味」では、ブラジルの外食店でも人気が高い日本の定番のカレーをふりかけにしたものだ。