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サントリー:植物由来原料30%国産最軽量キャップ導入

2016.10.02

n_20161002_03.jpg サントリー食品インターナショナルは、飲料用PETボトルに植物由来原料を30%使用した国産最軽量の1.85gのキャップを導入する。これで「サントリー天然水」(550ml)のボトル・キャップ・ラベル全てで環境に配慮した素材を採用することになる。
 2016年9月末より天然水南アルプス白州工場の「南アルプスの天然水」(550ml 自動販売機用)で導入を開始し(年間約500万C/S)、順次「サントリー天然水」ブランドで展開していく予定である。これにより、現行PETボトルキャップに比べて、石油由来原料の使用量を約35%削減し、CO2排出量を約27%削減することが可能となる。
 石油からではなく、植物を原料にしたエタノールから製造したポリエチレンを、キャップ1個あたり30%使用するものだ。2016年春、九州熊本工場で初めて導入し、今回はさらに軽量化したキャップを天然水南アルプス白州工場で導入する。
 2008年に「サントリー天然水」専用キャップを30φで2.05gの軽量化を実現し、環境負荷低減を目指した取り組みを展開してきた。今回、2.05gから国産最軽量の1.85gへと、さらに約10%軽量化を実現している。
 
【参考】
環境に配慮した包材開発の主な取り組み
[2010年11月]再生PET樹脂60%使用、国産最薄※518μmのロールラベル開発・導入
[2011年3月]手で小さくたためるPETボトル「P-ecot(ペコッと)ボトル」の開発・導入。13.5g(550ml)に軽量化
[2011年5月]回収後のペットボトルからペットボトルをつくりだす技術(BtoBメカニカルリサイクルシステム)による"リペットボトル"開発・導入(国内初)
[2011年10月]BtoBメカニカルリサイクルによる"リペットボトル"の導入について「循環型社会形成推進功労者等環境大臣表彰」を受賞
[2011年12月]BtoBメカニカルリサイクルによる"リペットボトル"の導入について「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞
[2011年12月]BtoBメカニカルリサイクルによる"リペットボトル"の導入について「日経地球環境技術賞 優秀賞」を受賞
[2012年 3月]ホットメルト接着によるROSO方式を使った世界最薄※518μmのシュリンクラベルの開発・導入(世界初)
[2012年 4月]国内飲料業界初。メカニカルリサイクル再生PET樹脂100%の"リペットボトル"を導入
[2012年 5月]再生PET樹脂80%使用、国産最薄※516μmのロールラベル開発・導入
[2012年10月]再生PET樹脂100%の飲料用PETボトルの導入、最薄シュリンクラベルの導入が評価され、平成24年度「循環型社会形成推進功労者等環境大臣表彰」を受賞
[2013年2月]国産最軽量※5となる29.8gの2LPETボトルを「サントリー天然水」に導入
[2013年5月]植物由来原料を30%使用した国産最軽量※5(11.3g)PETボトルを「サントリー天然水」550mlに導入
[2013年10月]平成25年度「3R推進功労者等表彰」農林水産大臣賞を受賞
[2014年1月]ミネラルウォーターカテゴリーを除いて国産最軽量※5となる31.3gの2LPETボトルを、「伊右衛門」「サントリー ウーロン茶」などに導入
[2014年4月]再生PET樹脂80%使用、国産最薄※512μmのロールラベル開発・導入
[2014年10月]平成26年度「3R推進功労者等表彰」会長賞を受賞
[2014年10月]平成26年度「循環型社会形成功労者環境大臣表彰」を受賞
[2014年10月]「CDP2014 Japan500」における「気候変動情報開示先進企業(CDLI)」と「気候変動パフォーマンス先進企業(CPLI)」に選定される
[2015年1月]「伊右衛門」「サントリー ウーロン茶」「GREEN DA・KA・RA」など、常温無菌充填製品※6に28φキャップで最軽量となる、2.04g※5の軽量キャップを導入
[2015年11月]CDPがサントリー食品インターナショナルを「気候変動パフォーマンス先進企業」(Aリスト)に2年連続で選定
[2016年1月]世界初飲料用PETボトルに植物由来原料30%使用したキャップを導入
[2016年1月]植物由来原料100%使用PETボトルの開発に向けた実証プラントを米国で建設決定