キリンビバレッジ：「ムーギー」がグッドデザイン賞受賞
2016.10.02
キリンビバレッジの「生姜とハーブのぬくもり麦茶 moogy（ムーギー）」（375g、希望小売価格140円・税別）で、「2016年度グッドデザイン賞」（主催：日本デザイン振興会）を受賞した。「ムーギー」は、アスクルが運営する働く女性を応援する個人向けインターネット通販サービス「LOHACO（ロハコ）」および、オフィス用品の通販サービス「ASKUL」で、2016年2月23日から先行販売している清涼飲料である。
インターネットショッピングの特性を生かし、通常パッケージに記載される商品特長などの説明を最小限にすることで、女性の暮らしに馴染むパッケージデザインに仕上げたものだ。同社の3人の女性デザイナーが手書きでデザインし、バーコードまで遊び心を加えた全16種類のパッケージで展開している。
2016年8月23日からは秋冬向けデザインを展開しているが、今回の受賞は2月23日発売の春夏デザインである。中味は、冷える生活環境で過ごす「女性の味方」として、ぬくもり4素材でつくられている。焙煎大麦を使用した麦茶をベースに、生姜、カモミール、レモングラスを加えた健康麦茶ある。
無糖、カフェインゼロで常温でもおいしく飲めるよう、香ばしいのにすっきりとした味わいに仕上げている。「いいわたし、いい暮らし」をコンセプトに、今後も女性の"心地よい暮らし"を豊かにする、商品・デザインづくりの一環である。
今回の評価ポイントは、これまでの「商品機能を伝える」パッケージではなく、毎日の服を選ぶように「自分や気分を表現する」デザインで多様なパターンを取り入れているユニークさにある。20〜40代の女性をターゲットに、テーマや色合いの異なる16種類の図案で選ぶ楽しさなどが評価されたものだ。
（※）「グッドデザイン賞」：1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨運動。これまで60年に渡り、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開される。「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれている。
