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岩谷産業:独自冷凍技術による京野菜冷凍加工工場

2017.03.22

 岩谷産業は、農業生産法人こと京都との共同出資でこと京野菜を設立(2015年12月)し、その亀岡工場が2017年3月21日に完成した。これにより九条ネギをはじめ府内栽培の伝統的な京野菜を冷凍加工し、4月から順次出荷を開始する。
 亀岡工場では、こと京都や京都府内のJAなどが生産した京野菜を、同社の有する独自の冷凍技術「フレッシュ・アイ製法」を用いて冷凍加工する。こと京野菜は、こと京都と同社による共同出資で設立された6次産業化事業体である。
 まずは九条ネギの冷凍加工を中心に、こと京都と両社の販路を活用して国内の大手外食チェーン、スーパーなどの市販ルートをターゲットに販売するものだ。
 今後は、万願寺とうがらしや伏見とうがらし、賀茂茄子、丹波黒枝豆、聖護院大根、堀川ごぼう、金時人参など、その季節でしか味わえない京野菜を年間通じて出荷できる冷凍京野菜を製造する意向である。
 同社は1974年から冷凍食品事業に参入し、自社ブランド「フーズランド」では約300品目の冷凍野菜・水産加工品・畜肉加工品の輸入販売を行っている。2002年に開発した冷凍野菜の鮮度、おいしさ、栄養価を保持する「フレッシュ・アイ製法」を用いた高品質な冷凍野菜は、大手外食チェーン、惣菜加工会社などから高い評価を得ている。
 ブランド力のある京野菜を、いつでもおいしく食べられるという高付加価値を武器に販売戦略を進める。今後は、海外にも「メイド・イン・ジャパン商材」として展開していく考えである。
 
(※)「フレッシュ・アイ製法」...2002年に岩谷産業が開発した冷凍野菜の鮮度、おいしさ、栄養価を保持する独自製法。原料の水分、栄養バランスを保つ処理を行うことで野菜本来の風味、食感を生かして加工処理、凍結を行う。