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キリンビール:「グランドキリン」シリーズを東アジアへ輸出

2017.04.13

n_20170413_01.jpg キリンビールは、「グランドキリン」シリーズのクラフトビールの「JPL(ジャパン・ペールラガー)」と「IPA(インディア・ペールエール)」と「ひこうき雲と私」の3品を、2017年5月中旬から台湾や韓国など東アジアへ年間を通した輸出を順次開始する。いずれも中味は日本と商品と同じものである。
 世界の約40の国・地域のなかでも、とくに東アジアでは「キリン一番搾り生ビール」の認知率が高く、30代前後の富裕層を中心に大きな支持をえている。こうした背景からプレミアムビール市場が拡大するとともに、クラフトビールを含むスーパープレミアムビール市場もまだ小規模ながらも急成長している。
 そこで台湾を皮切りに、東アジアで海外専用ラベルの「グランドキリン」シリーズを展開するものだ。台湾で独自調査では、味覚に個性がありパッケージも魅力的と高い評価を得ている。
 同社は、日本のクラフトビールの魅力を伝えていくとともに、海外でのキリンブランドの価値向上と東アジアでの若年層の支持拡大を目指すものだ。
 「JPL」は国産麦芽と国産ホップ「IBUKI」(いぶき)を一部使用し、豊かな味わいとフローラルな香りが楽しめる、ジャパン・ペールラガーである。「IPA」は、ひと手間かけた希少ホップを漬け込むことで、柑橘の爽やかさと甘いフルーツの香り、上質な苦みを引き出したIインディア・ペールエールである。
 「ひこうき雲と私」は、ホップとベルジャン酵母由来の香りが掛け合わさった、みずみずしいオレンジの果皮を思わせる爽やかな味わいの無濾過ビールである。