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ニュースフラッシュ

日本コカコーラ:飲食店向け「ビバレージマネジメント」

2017.11.25

 日本コカ・コーラは、ぐるなびとソフトドリンクを活用したミックスドリンクの導入を通じて飲食店の成長を支援する「ビバレージマネジメント」プログラムの提供を開始した。
 食材、輸送費の高騰や、人材の採用難など、国内の飲食店経営を取り巻く環境はますます複雑化している。とくに若者や女性の外食に対する意識やニーズが変化するなかで、他店とのドリンクメニューの差別化や、利益率の向上は多くの飲食店経営者にとっての課題である。
 一方、海外の飲食ビジネスでは、飲料販売から得られる利益が重視され、ドリンクメニューの品揃えや組み合わせ、売価・原価設定などを最適化して利益を創出する「ビバレージマネジメント」の考え方が浸透している。また欧州を中心とした都市部では、ノンアルコールカクテル「モクテル(「擬似」を意味するMockとCocktailを組み合わせた造語)」が流行の兆しを見せている。
 こうした背景から2社では今後、ソフトドリンクを活用したミックスドリンクの提案営業活動や、全国各地での飲食店向けセミナーなどを通じて「ビバレージマネジメント」の普及を図り、飲食店での"脱デフレ時代の利益創出につながる新たな成長戦略と外食シーンでの魅力的なドリンクメニューを提供する。
 コカ・コーラシステムは、製品や販売機材の導入提案といった従来の活動に加え、今後はミックスドリンク導入による「ビバレージマネジメント」の提案などを通じ、飲食店の利益向上に貢献することを目指すものだ。「モクテル」などのバラエティ豊かなドリンクメニューを楽しめる居酒屋・バーなどの取り扱い店舗の拡大を通じ、アルコールが苦手な人でも楽しめるシーンの創出を図る。
 ぐるなびでは、加盟飲食店約16万店と全国21拠点の営業体制から得られる情報をノウハウとして、飲食店の集客を中心とした販促支援と業務支援を行っていくものだ。今後、同社と共同で飲食店に提案し、付加価値のある飲食メニューの創出と売上向上・業務改善での収益力アップへの支援に取り組む。
 2社は2018年内をめどに、「ビバレージマネジメント」プログラムに3万店をリクルートし、参加店での既存のミックスドリンク拡販に加え、新たに和酒ミックスドリンクやモクテルのメニュー化と販促での店舗利益創出を目指して協業を推進する。