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ニュースフラッシュ

トリドール:雲南ヌードル事業を東南アジアに拡大

2017.12.04

 トリドールホールディングス(HD)は、100%子会社の東利多控股有限公司を通じ、香港の雲南ヌードルチェーン譚仔雲南米線と現地で人気を二分する人気チェーン「譚仔三哥米線」の運営会社Tamjai Samgor Mixian Limitedなどの株式を100%取得する。
 買収により、同社グループはグループ化が決まっている譚仔雲南米線の52店舗に、新たに譚仔三哥米線の56店舗が加わることで合計108店舗となる。港で雲南ヌードルシェア約7割の圧倒的No.1となる。これまで両ブランドは香港を二分する代表的な雲南ヌードルとして、出店立地などで競合してきた。
 今後は両ブランドが同じグループ傘下となることで、圧倒的なブランド力に加えて両社のシナジー効果を発揮することで発展を見込まれる。雲南ヌードルは、中国・雲南地方をルーツとする米粉麺のスープヌードルである。
 麺の食感とスパイシーなスープ、選べる具材や辛さのバリエーション、1杯約450円程度の手ごろな価格で若年層を中心に幅広い人気を得ている。香港では隣接する深セン市、広東省との一体化を加速する大型プロジェクトが進行しており、将来的には、香港と珠江デルタの全ての地域が1つの通勤圏となる。
 巨大な経済圏が誕生が見込まれ、雲南ヌードルは香港・中国で広く親しまれている料理で今後、香港は勿論のこと、同一経済圏となる中国華南地域から中国全土も視野に入れた展開を目指すものだ。また中華系が多い東南アジアや米国なども潜在的市場としての可能性があると考えている。