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ニュースフラッシュ

凸版印刷:日本製紙と包材向けバリア紙を開発

2017.12.09

n_20171209_02.jpg 凸版印刷は、「GL BARRIER」のラインアップとして、初となるバリア性を有する紙素材を開発し、2018年春から国内外の食品・トイレタリー業界向けにサンプル出荷を開始する。日本製紙の紙のバリア新素材「SHIELDPLUS(シールドプラス)」に、同社が培ってきたノウハウを生かし新たに確立したコンバーティング技術を組み合わせて実現した包材向けのバリア紙である。
 紙包材では、鮮度保持が必要なときにはこれまでアルミ箔などを用いる必要があった。今回開発したのは紙素材のみでバリア性を発現し、製造負荷や環境負荷の削減はとともに、紙本来の風合いを生かすこともできる。シーラント層には、生分解性素材やバイオマス素材など、環境に配慮した多様な素材の選択が可能となる。
 またデジタル印刷工程に最適化しているため、優れた印刷加工適性を有する。デジタル印刷の特長のリードタイム短縮や小ロット対応のメリットを最大化し、高品質なデジタルパッケージを実現する。同社では今後、さらに開発を進め2019年の量産化を目指している。
 また、新たな包材向けバリア紙の開発をつづけてラインアップを強化し、包材向けバリア紙だけで、2025年に関連受注を含めて約100億円の売上を目指している。