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ニュースフラッシュ

UCC上島珈琲:群馬工場を新設・稼動

2017.12.15

 UCC上島珈琲は、小型PETボトル入りコーヒー飲料市場への本格参入を目的に、群馬工場を新設し、2017年12月18日から稼働する。600mlサイズ以下のPETボトル入りコーヒー飲料は、ここ5年間で市場規模が1.5倍に急伸し、2016年の販売量は、3020万C/Sに達した。
 一方、コーヒー飲料ユーザーは、コーヒーブームを背景に挽きたて淹れ立ての新鮮な香り高いレギュラーコーヒーの風味をPETボトル入りコーヒー飲料に求める傾向にある。同社では、こうした市場及び動向を背景に、群馬に自社PET飲料の製造工場(群馬工場)の新設を進めてきた。
 その工場内の全ての設備が完成し、PETボトル入り飲料製造として、滋賀工場との東西2 拠点体制が確立したものだ。コーヒー専業メーカーならではの差別化の可能な小型PETボトル入りコーヒー飲料を全国に安定的に供給できる体制が整ったことで、市場への本格参入を図る考えである。
 新鮮なコーヒーの香りを最大限に引き出すための新製法(冷香仕込み)を導入し、美味しさを最大限に引き出す「赤城山系の天然水」を100%使用している。新製法では、鮮度を生かす3つのこだわり(1)原料にレギュラーコーヒーを 100%使用、(2)COLD BREW(低温水出し抽出)でドリップ、(3)-2℃の低温管理&無菌充填を用いている。
 これにより挽き立て淹れ立ての新鮮な香り高いレギュラーコーヒーの美味しさを、そのままボトルに詰めた画期的な製法で、各製造工程では5つのこだわりを実現する。(1)原料には厳選レギュラーコーヒー100%使用し、粉砕後は-2℃の低温管理を徹底する。(2)抽出では粉砕後12時間以内にCOLD BREWで贅沢にドリップする。(3)調合では脱酸素工程採用し、瞬間殺菌する。(4)充填では無菌充填を採用する。(5)容器ではPETボトルの成形をインライン化し、容器成形から充填・包装まで一貫して行う。
高温かつ短時間で殺菌した中味液を即冷却し、常温でボトルに充填する仕組みである。あらかじめ、ボトルもキャップも滅菌し、菌のない環境で中味液を充填しキャップをするため非常に衛生的である。中味液への熱ダメージが少なく、原料本来のフレッシュな味わいを保つことができる。常温で充填するため薄肉で軽量なボトルを使用でき、ボトルのコストや運送コストの削減も可能である。