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ニュースフラッシュ

大日本印刷:中栓同時開栓注出口

2018.06.01

n_20180601_04.jpg 液体紙容器用新キャップ(中栓同時開栓注出口)が三和酒類の「いいちこパック」全品に採用され、2018年2月製造分から順次切り替えられる。これは、大日本印刷(DNP)が開発したもので、キャップをまわして開栓すると同時に中栓が外れる仕組みキャップと口栓である。
 すでに25%の900mlサイズ紙パックで2017年4月から採用していたものだが、今回25%の1,800mlサイズと20%の1,800mlと900mlサイズの全品の紙パックに採用を拡大したものである。
 これまでは、キャップの内側にプルリングなどの中栓があり、開ける際にプルリングに指が入りにくく、引き抜くときに強い力が必要で、高齢者や女性などにとっては開けにくいと不評であった。プルリングが無い注出口を2017年1月に業界で初めて開発したものである。
 キャップをまわして開ければ、同時に中栓を外すことができる仕組みで、その際に「カチッ」と音を発するので確認できる。中栓を開ける必要がなく、「指のかかりにくさ」「開栓に力が必要」「開栓時の液はね」の課題が解消される。注出口に直接手が触れないため、衛生的にも優れているといえよう。
 同社は、主に酒類メーカーなどに販売し、2020年度には年間10億円の売上を目指す。