• ニュースフラッシュ
  • ワールドビュー
  • 製品情報
  • 包装関連主要企業
  • 包装未来宣言2020

トップページ > ニュースフラッシュ > JPI:第56回全日本包装技術研究大会

ニュースフラッシュ

JPI:第56回全日本包装技術研究大会

2018.12.10

n_20181209_01.jpg 日本包装技術協会(JPI)は201年11月21日と22日の2日、千葉・幕張メッセの国際会議場で56回全日本包装技術研究大会を開催した。(1)輸送包装部会、(2)食品包装部会、(3)環境包装部会、(4)化粧品包装部会、5)生活者包装部会、(6)包装資材部会、(7)電気機器包装部会、(8)医薬品包装部会 (9)パッケージデザイン部会の計9部会85件の発表が行われた。
 会場には全国から450人を超える専門家が参加(公式参加人数455名)し、活発に質問や意見など交わされ、盛況裏に全プログラムを終了した。大会初日の式典では、同協会・会長の藤重貞慶氏の開会あいさつにつづき、前回大会(第55回名古屋大会)での優秀発表入賞者23人に対する表彰式が行われた。
 また表彰後は、「人間の百年について〜人間の百年。企業の百年。国の百年より〜」をテーマに藤重氏より特別講演が行われた。初日午後から2日間にわたり行われた事例発表は多岐にわたり、いずれも包装現場の抱える課題に対する真剣かつ柔軟な研究内容であった。
 その研究発表のなかから、厳選なる審査の結果23件の優秀発表が選出・決定された。それらの優秀発表を下記に列記する。次回、57回全日本包装技術研究大会は 2019年11月21日と22 日の2日間、宮城県仙台市の仙台国際センターでの開催予定である。
 
【輸送包装部会】11件
◎確率密度分布を考慮した防振設計のための緩衝材選択指針
大阪産業技術研究所・製品信頼性研究部
◎ハイブリッド段ボール梱包によるロジスティクス改善
ヤマハ発動機・物流安全貿易部物流技術梱包GR
◎低摩擦段ボール「コスレン」の開発
レンゴー・中央研究所
◎宅配貨物荷扱いに及ぼすケアマークの影響
神戸大学・輸送包装研究室/国際海事研究センター
◎MAフイルムを利用したブロッコリーの輸送技術開発
ホクレン農業協同組合連合会・農業総合研究所
◎可変構造を取り入れたスチールコンテナの開発
デシソーエアクール・開発部技術支援室
◎トラクター輸送用鉄製パレット改善によるコンテナー積載率向上
辰巳商曾・倉庫部
◎絶乾段ボールを使った段ボール含水率の連続測走方法の検討
レンゴー・包装技術部包装評価センター
◎包装材の統一による包装材保管スペースの改善
TOTO・衛陶生産設計部
◎ポーション製品用カートンにおける商品展示性の向上と保管効率の両立
エバラ食品工業・研究本部技術研究所
◎エンジン集合包装 段ボール固定材の改善
王子コンテナー・営業本部CS推進部
 
【電気機器包装部会】1件
◎紙幣搬送機の共用化梱包
アイロツプ・包装技術部
 
【食品包装部会】3件
◎容器包装におけるCAEを用いたトラブル対策仕様の設計
アサヒビール・パッケージング技術研究所
◎環境配慮した横ピロー袋の開発
味の素・食品研究所商品開発センター
◎PET樹脂製二重容器「密封ecoボトル」
キッコーマン食品・商品開発本部設備開発部容器包装開発チーム
北海製罐・プラスチック本部プラスチック技術部
三笠産業・製品開発部
 
【環境包装部会】2件
◎国内最軽量 炭酸飲料用キャップの開発と展開
アサヒ飲料・技術研究所容器包装グループ
日本クロージャー・製品開発部
◎「環境調和性」と「易闇討性」に配慮したPETボトル口部形状の開発
キリン R&D本部 パッケージング技術研究所(包装管理士)
キリン R&D本部 パッケージング技術研究所
キリンビバレッジ 生産部

【包装資材部会】1件
◎段ボール・デジタル印刷革命?〜新時代の段ボール産業の考察〜
日本HP・デジタプレス事業本部PageWide industrial
 
【医薬品包装都会】1件
◎落下強度改善を目的とした新規アンプルラベルの開発
第一三共・製剤技術研究所包装研究グループ/DDS研究グループ
 
【生活者包装部会】2件
◎ "泡で出てくるハミガキ"のスクイズフォーマー容器設計
花王・包装容器開発研究所
吉野工業所
◎液体衣類用洗剤「トップ ハレタ」の容器設計
ライオン・容器・包装技術研究所
 
【パッケージデザイン部会】2件
◎浮世絵ぷちぷち開発による、プチプチの新たな可能性の開拓
川上産業・東京本社営業所
◎表象としてのパッケージ〜宮崎大学「薫陶」をめぐって〜
宮崎大学・地域資源創成学部
 
(※)全日本包装技術研究大会:毎年1回、全国の会員を対象に包装・流通に関する研究の成果や現場における改善・合理化の実績を発表し、包装産業界相互の交流を深めることを目的とする。