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ニュースフラッシュ

メッセデュッセルドルフ:K「デュッセルCLUB」を開催

2019.04.19

n_20190419_01.jpg メッセ・デュッセルドルフ・ジャパンは、メッセ・デュッセルドルフの代表取締役社長のW.M.ドーンシャイト氏と「K 2019」実行委員会会長のU.ライフェンホイザー氏の来日に合わせて2019年4月19日に、都内のホテルでK「デュッセルCLUB」を開催した。
 そこで、来日の両氏とともに春からメッセ・デュッセルドルフ・ジャパンの代表取締役社長に就任した小原暁子氏が紹介された。また両氏のプレゼンテーションでは、「K 2019」 は日本からは63社の出展でキャンセル待ちの状況や内容の見どころ、欧州を中心とした業界の最新動向について語られた。         
 とくにU.ライフェンホイザー氏は、世界的なプラスチック・ゴム産業展として注目を集める「K 2019」を通じ、経済社会の進展においてプラスチックは不可欠で有用な存在として訴えていく意向を示した。また循環経済を志向するプラスチック・ゴム産業として、バイオマスなどの素材やリサイクル技術の研究・開発に注力していることを語った。
 なかでも注目される点は、欧州でごみの埋立て禁止が進めるなかで、プラごみの助燃剤としての代用や熱回収を重要なリサイクルに位置づける考えを(産業として)示したことだ。また海洋投棄ごみの問題には強い懸念を示しつつも、プラスチックリサイクルとは一線を引いたことである。
 U.ライフェンホイザー氏は「それはプラの問題ではなく、意識や扱いの問題である」との見解を示した。ドイツではプラスチックリサイクの約46%をサーマルが占めており、北欧を含む欧州全体では、埋立て禁止の進まない南部を除けばほぼ同程度をサーマルリサイクルが占めているということだ。
 
「K 2019」(国際プラスチック・ゴム産業展)
【開催日】2019年10月16日?23日の8日間
【会場】メッセ・デュッセルドルフ
【前回実績】(2016年、3年に1回開催)
【出展社数】3,293社(うち海外からは2,253社)
【展示面積】173,961m2
【来場者数】232,053人(うち海外からは164,270人)
【出展品目】原材料・補材や高機能樹脂、半製品、プラスチック・ゴム製品、同加工技術・機械・機器、試験・検査・制御装置、各種サービスほか
【出展業種】基礎産業(化学、ゴム、プラスチック、素材類)、機械・工業技術(精密・測定・試験機器)、機械・工業技術(製造・生産技術)、品質管理、機械・工業技術(先端技術、新素材、合成物、R&D)、輸送・物流・包装(資材、関連機器)、医療・健康(医療・病院用機器、医療技術)
 
(※)循環経済(Circular Economy)...資源循環を通じた経済の在り方で、調達から生産、消費、廃棄といった一方向の流れではなく、リサイクル、再利用、再生産、省資源の製品開発、シェアリングなどを通じた資源循環の実現を目指す概念。(?線形経済)