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ニュースフラッシュ

JPI:第57回全日本包装技術研究大会

2019.12.01

 日本包装技術協会(JPI)は、第57回目となる「全日本包装技術研究大会」を2019年11月21日と22日の両日、仙台市の仙台国際センターで開催した。 1)輸送包装部会、2)食品包装部会、3)環境包装部会、4)化粧品包装部会、 5)生活者包装部会、 6)包装資材部会、7)パッケージデザイン部会の計7部会59件の発表が行われ、全国から320人超(公式参加人数325名)が参加し盛況のうちに全プログラムを終了した。
 大会初日の式典では藤崎東北支部長からの開会挨拶につづき、前回大会(第56回東京大会)の優秀発表入賞者23人に対する表彰式が行われた。終了後の特別講演では、サッポロホールディングス・取締役会長の上條努氏が「サッポログループと宮城県」をテーマに講演した。
 初日の午後から2日間にわたり行われた事例発表は、いずれも現場に密着したすばらしい内容で質問も相次いだ。とくに地域柄を反映してか、輸送包装部会の発表では聴講者の熱気に満ちていた。そうした発表のなかから、厳選なる審査の結果14件の優秀発表が選出された。
 次回58回は開催地を北海道札幌市に移し、 2020年11月19日と20日の両日にニューオータニイン札幌での開催を予定する。
 
【優秀発表者一覧】
《輸送包装部会》7件
(1)「減速帯からの衝撃が増大する車両速度と積載位置」
  あいち産業科学技術総合センター・産業技術センター環境材料室
(2)「包材の損傷度に基づくランダム振動試験の加速係数の検討」
  レンゴー・包装技術部、ハウス食品グループ本社・容器包装開発部
(3)「歯車研削砥石のオール段ボール包装」
  中津川包装工業・販売推進部&設計部、ノリタケカンパニーリミテド
(4)「『オルタネータ用ロータ』海外輸送時における品質改善」
  東海紙器・包装技術部
(5)「重量物製品の防振包装設計」
  三菱電機ロジスティクス・物流技術部パッケージェンジニアリングG&赤穂事業所
(6)「座屈が有る場合の緩衝包装設計手法について」
  東北ウエノ・営業技術部&設計開発部
(7)「落下破損に対する製品強度向上手法の検討と提案」
  セイコーエプソン・プリンティングソリューションズ事業部P企画設計部
 
《環境包装部会》3件
(1)「海洋プラスチック問題解決に向けた飲料PETボトル用キャップの開発について」
  日本クロージャー・製品開発部
(2)「環境配慮ラミネートチューブの開発」
  大日本印刷・包装事業部
(3)「植物由来の透明な紙『セルロースフイルム』の環境適性と包装材への応用」
  フタムラ化学・中部統括開発グループ
 
《食品包装部会》2件
(1)「異品種資材の製造使用撲滅の取り組みについて」
  サッポロビール・生産技術本部製造部
(2)「A-PET容器用防曇性付与イージーピールの開発」
  東レフイルム加工・包装材料事業部大阪包装材料営業課
 
《生活者包装部会》1件
(1)「ビオレu泡スタンプハンドソープの容器開発」
  花王・包装技術研究所

化粧品包装部会1件
(1)「詰替え不要『付替え用スマートホルダー』の開発」
  花王・包装技術研究所
 
以上14件
 
(※)「全日本包装技術研究大会」は毎年1回、全国の会員を対象に包装・流通に関する研究の成果や現場における改善・合理化の実績を発表し、包装産業界の相互の交流を深めることを目的とする。