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    ジェイパックワールド

    本誌は、新しい時代ニーズに応えうる商品開発のイノベーションを志向し、新しいマーケットの創出に挑戦するビギナーからプロまでの包装と関連実務者(食品、医薬品、工業、流通など)のための包装総合情報誌です。数十年の包装実務経験を持つ包装のプロフェッショナルが多数編集に参加し、その豊富な経験と知恵、さらには多彩なネットワークを生かし、充実した内容を目指します。今までの包装関連情報誌にはない、将来を展望した課題の提案や問題提起などプロフェッショナルならではの視点から、包装の未来を志向します。

    〈発行日〉毎月15日
    〈主な読者〉食品・医薬品分野を中心とした包装ユーザー、包装資材・機械メーカー、商社
    〈形態〉本文(オールカラー)48ページ、A4変形判
    〈価格〉24,680円(本体・送料込:22,852円+8%税)※年間購読の価格です。

    2023年4月号

    【特集】

    ■エンパシー

     超シニア社会、知り合いに「あなたに私の気持ちが分かってたまるか!?」といわれた経験が、一度くらいはあるのではなかろうか。そんなときは、「あなたの気持ちなど分かりたいとも思わない」と返すようにしている。そもそも、人の気持ちなんぞ考えて分かるものではない。
     たとえばPETボトルが、水の気持ちを分かるだろうか。だが、分からなくてもちゃんと水はボトルに収まっていよう。「エンパシー」とは、そのことである。英語の定型表現で「Put yourself in someone's shoes」(誰かの靴を履いてみよ)というようだ。
     もちろん気持ちは分からなくても、「水は方円の器に従う」などと性質や癖などを知り、理解に努めることは必要である。「Empathy」は「en」(中)と「pathos」(感情)に由来し、大事な点は「感情」云々ではなく「中」に入る行為ではなかろうか。いわば「包む」ことである。

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    2023年3月号

    【特集】

    ■種団子

     小学生のころ、校庭の隅に使われていない土俵があり、昼休みなどに、その土を削り粘土団子をつくっていた。ぶつけて堅さを競うものだが、形やテカリ具合など気にしていたように思う。
     そんな経験からか、自然農法の提唱者であった福岡正信氏が1つの手法として用いていた「粘土団子」が気にかかる。100種類以上の種を粘土や堆肥、肥料と混ぜてつくる団子である。これを作づけしたい土地に撒いておけば、そのなかから環境に適した種が自然に発芽するというものだ。
     砂漠の緑化にも使われたと聞くが、いわばあらゆる可能性を秘めた「種団子」である。全ての可能性の開花を(人知で)否定せず、自然(環境)に委ねるものだ。「依報(えほう)あるならば必ず正報(しょうほう)住すべし」で、人間(正報)も例外ではなく、すべて生物は環境(依報)に生かされている。
     「包装」も本来、独自性というものを持たず、ニーズや環境に応じ既存の様々な要素を組み合わせたものに過ぎない。だが、それだけに潜在する可能性は大きい。ゆえに「種団子」のごとく、人知を主体的に働かせるよりは自然および社会の環境要素を上手に生かすことではなかろうか。

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    2023年2月号

    【特集】

    ■包衣一等

     「包装」はよく身を包み装う「衣装」に比される。最近は作業着専門店の「ワークマン」の人気からか、「作務衣」を目にする機会が増えた感がある。長引くコロナ禍での制約生活の反動か、ゆったりとして着心地のよい作務衣が好まれているのかもしれない。
     「作務」とは本来、自給の僧院生活に必要な日常作業で、掃除から住居や寺の修繕(DIY)までの修道生活に関わる一切の仕事を修行法として実践する禅宗の言葉である。つまり「作務衣」は、禅僧が作務に適した僧衣に改良したもので、日常雑事を行うときに着る作業衣である。
     最初は上衣が膝くらいまであり、ズボンにはマチがあって道場袴に近かったようだが、今日のような形になったのは戦時下で女性の使用したモンペを参考にしたものである。
    禅宗では作務を通じ、清らで美しい心と不足のない幸福感を得ることを目指すことから、生活雑事のなかでも掃除と食事に重きを置い たのであろう。包装の「用」は生活雑事であり、目指すところは作務と同じく「美しい心と幸福感」である。

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    2023年1月号

    【特集】

    ■包装の課題と展望 〜センスオブワンダー

     2023年はもはや「BEYOND2020」には違いないが、はっきりと見えてきたことは、コロナパンデミックとウクライナでの戦争を越えなければならいことである。コロナ感染では国内で「第8波の流行」が懸念され、戦争では「南部ヘルソ奪還」などが報じられている。
     いずれも終わりの見えない状況で、それら影響はさらに資源エネルギーおよび材料の不足や高騰、急激な物価上昇や為替変動などとして急速に広がりつつある。どれ一つを取ってみても「包装の課題」といえないものはない。果たして「BEYOND2020」を展望することさえむずかしい課題である。
     それだけに、「BEYOND2020」のポジティブな展望が求められることはない。そのカギとなるのが、アフターコロナのニューノーマルな「生活」であり、豊かな生活の源泉となる「センスオブワンダー」である。

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    2022年12月号

    【特集】

    ■HOME

     「STAY HOME」は、コロナ禍の感染拡大で散々聞かされた言葉だけに、世界中に嫌悪感をもつ人もいるかもしれない。ただ「HOME」には、どんなことがあっても変わらない優しさと温かさがある。
     「家庭、家」と邦訳されるが、「家庭」では(目下は反社問題もあり)「小集団」に縛られる感があり、また「家」では(空き家問題もあり)空虚感も否めない。われわれ「個」を包むような感を求めれば「わが家」と訳す方がよい。
     2022年の最終号では「わが家」に戻るように、包装はわれわれの「HOME」となり得るか、また包装の「HOME」とは何か、そんなことを皆さんと一緒に考えてみたい。

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    2022年11月号

    【特集】

    ■向日性

     「向日性」とは、「植物の茎などが日光の強い方へ向かって屈曲する性質」とのことだが、必ずしも「植物」に限った性質ではあるまい。対義語は、「日光の刺激で起こる負の屈光性で、日光とは反対方向に植物の器官の屈曲あるいは運動が起こる性質」との「背日性」である。
     対義語といっても、闇の刺激で起こる屈曲性ではなく、あくまで「日光の刺激」によるものである。つまり良くも悪くも、生物に刺激をおよぼす大きな力が日光にはあるが、闇にはないということだ。人は心身が弱ると光に背を向けるが、背を向けた先は闇である。その闇に落ち込まぬよう、日の欠片ほどの向日性がパッケージにも必要である。

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    2022年10月号

    【特集】

    ■ホオズキ編

     「ホオズキ」(鬼灯)は、この時季に仏花として飾られ、「ほおずき市」は浅草の夏の風物詩でもある。ナス科の多年生植物で、実は袋状の萼に包まれ球状に赤く熟する。地下茎は薬用で、平安時代から主に薬として利用されてきた。子どものころ、実のなかを空にして吹き鳴らし遊んだ人もいよう。
     なぜ「ホオズキ」なのか。もちろんバイオミメティクス(生物模倣)といった見方もできようが、これといった根拠はない。ただ「ホオズキ」の名も実も奇異で、なにか包装にも通じた魅力がある。その魅力に迫れないか、という試みである。

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    2022年9月号

    【特集】

    ■エレガントな包み
     「エレガント」とは古語に近いのかもしれない。それだけ、エレガントと表するにふさわしいことが少ないともいえよう。「エレガント」とは「上品な、優雅な、しとやかな」との意味だが、「手際のよい、簡潔な、すっきりしている」との意味もある。  欧米では元々、「elegant」は女性のファッションや身のこなしの美しさ、気高さ、魅力に対する賛辞を表した言葉であったようだ。語源となるラテン語「eligere」には、「注意深く丁寧に選択する」との意味がある。  現代風に「省エネで、美しい」との意味にとる人もいるが、なかなか要を得ていよう。ファッションや身のこなしとは「装い」に通じ、また注意深く丁寧に選択が求められるのが「包装」である。>>目次

    2022年8月号

    【特集】

    ■アナログ

     いまさらかと思うが、「アナログ」と「デジタル」の違いを理解しているだろうか。「連続的なデータを扱うのが『アナログ』で、段階的なデータを扱うのが『デジタル』」との辞書の解説を理解するのはむずかしいが、「包装は?」と問われれば、誰も迷いなく「アナログ」と答えよう。
     だが、包装の一部となる印刷はほぼデジタルである。たとえば時計で、時刻を針の動きで示す文字盤はアナログで、数字表記で示す文字盤はデジタルである。それがゼンマイ式であれ、電池式であれ、ソーラー電波であれ関係ない。
     興味深いことは、「デジタル」はラテン語の「指」を意味する「digitus」に由来し、「離散したバラバラの数」を意味である。一方、「アナログ」はギリシャ語の「比例」を意味する「」に由来し、「類似、相似、比喩」の意味である。
     「アナログ」の特長は、情報量が多く表現も豊かな反面、再現性に乏しく、コピーしにくく劣化しやすいが、また部分的な修復が可能である。正に包装はアナログだが、再現性の実現など上手にデジタルを取り込んでいよう。

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    2022年7月号

    【特集】

    ■コロモガエ

     「衣更え」を英訳すれば「a seasonal change of clothing」で、「季節に応じて衣服を変えること」である。ただ「衣更え」は季語でもあり、四季とともに生きる日本人の文化や風習、生活の感性を表せる行為でもある。それは、「Packaging」の語訳とされる「包装」ともよく似ている。
     長く訳された言葉と考えてきたが、(中国語にはないようで)元々日本で創作し用いていた言葉を、明治のころに入ってきた「packaging」の訳に当てたと考えた方が腑に落ちる。以前、日本で長く暮らす(包装や語学の専門家ではない)米国人に「包装」の「装」はどう訳せるか聞いたことがある。
     すると彼は、「装」を「advertisement」と訳した。そのとき、確かに機能面では「advertisement」に違いないと思った。ただ「衣更え」と同じく、「装」には日本人らしい情緒面が占める部分も大きいといえる。

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    2022年6月号

    【特集】

    ■青き踏む

     桜散り、若葉青葉の季節を迎える。少し時季をさかのぼる感じとはなるが、歳時記に載る春の季語「青き踏む」を特集テーマとした。「青き踏む」とは、春先の野原で青草を踏んで遊ぶことで「踏青」ともいう。元々は、旧暦3月に青草の萌えるなかで宴をした古代中国の春の恒例行事に由来する。
     長くつづいたコロナパンデミックが終息し、またウクライナでの戦火が止み、平和と安穏の春の訪れに青草を踏み、戸外に飛び出す嬉々としたわれわれの姿が想像できまいか。「青き踏む/永遠なる嶺を/見据ゑつつ」は、歌人の小澤克己氏が俳句誌「遠嶺」(199805)に詠んだ句である。
     アフターコロナの萌えいずる青草を踏みて見据える、「永遠なる嶺」とはどんな光景であろうか。少なくとも、永遠なる嶺を見据えつつ青草に立つのは一人ではない。「青き踏む/右に左に/立つ朋也」

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    2022年5月号

    【特集】

    ■従藍而青

     「従藍而青」とは、中国・思想家の荀子の「青はこれを藍より取りて、しかも藍より青し」との言葉に由来する。藍はタデ科の植物で青色の染料として知られるが、葉を搾った染色液は鮮明な青色ではない。ところが、何度も重ねて染めると青色が濃く鮮やかになる。
     大河ドラマ「青天を衝け」では、渋沢栄一の実家が藍の栽培農家で、葉を発酵・熟成させた染料の蒅を突き固め固形化した「藍玉」を製造・販売していた。明治初年の江戸の町には藍染めの青が溢れていたようで、ラフカディオ・ハーンは「神秘なブルーに満ちた国」と日本の印象を記している。
     ハーンをはじめ外国人の目に藍染めの青が印象的に映ったことが、「ジャパンブルー」と呼ばれる元のようである。ちなみに藍は、9月から10月に茎の先端に複数のピンクや白の小さな花を咲かせる。花言葉は「あなた次第」「美しい装い」で、いかにも「包装」を彷彿とさせよう。

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