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    ジェイパックワールド

    本誌は、新しい時代ニーズに応えうる商品開発のイノベーションを志向し、新しいマーケットの創出に挑戦するビギナーからプロまでの包装と関連実務者(食品、医薬品、工業、流通など)のための包装総合情報誌です。数十年の包装実務経験を持つ包装のプロフェッショナルが多数編集に参加し、その豊富な経験と知恵、さらには多彩なネットワークを生かし、充実した内容を目指します。今までの包装関連情報誌にはない、将来を展望した課題の提案や問題提起などプロフェッショナルならではの視点から、包装の未来を志向します。

    〈発行日〉毎月15日
    〈主な読者〉食品・医薬品分野を中心とした包装ユーザー、包装資材・機械メーカー、商社
    〈形態〉本文(オールカラー)48ページ、A4変形判
    〈価格〉26,800円(本体・送料込:24,364円+10%税)※年間購読の価格です。

    2024年4月号

    【特集】

    ■見得

     「パッケージ」(package)と「包装」の使い分けには毎回苦労する。いまだに定まった型はなく、文脈や語感に依るところが大きい。ただ両語は、英語と日本語の違いを越えた(ある種)別物と認識している。「包装」から「衣装」のイメージは拭えず、ときに「かぶいて」ほしいと思うのである。
     ちなみに「かぶく」とは、「天正時代の流行語で、奇抜な身なりをすること」の意で「歌舞伎」ともされる。そこで、次回は歌舞伎の演技に欠かせない「見得」をテーマとする。「見得をする」(正しくは「切る」とはいわないようだ)と、「見栄を張る」とは全く違う。
     いうまでもないが、「見得」とは役者が動きを止め、首を回して最後にグッと睨む表情をする一連の動作である。このとき舞台の上手から拍子木の効果音をつく。そういえば、最近は売場に「呼び込み君」(登録商標)を置くスーパーが増えている。群馬電機のメモリー式の音声POPだが、売上を左右するようだ。
     さて「見得」は、1)遠近感をコントロールできない空間でのクローズアップの手法であり、2)呼吸も詰めるのが原則で、体内に止めたエネルギーを劇上に一気に放出、3)天と地を睨むとの意味の斜視、いわゆるロンパリで目に光を受けず放射するなどの特長がある。包装設計にも応用できそうではないか。

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    2024年3月号

    【特集】

    ■笑う門

     「笑い」をテーマにした或る作品展では、「笑い」を分析・定義することは難しいとして、展示作品の選択を一人のクリエイターに委ねた。確かに「笑い」の分析・定義は難しいことだが、それは「笑い」が多様で、けして一様ではないからである。
     或る辞書で「笑い」を引けば「楽しさ、嬉しさ、おかしさなどを表現する感情表出行動の1つ。一般的に快感の感情とともに生じ、感情体験と深くかかわる」と、また「感情表現のなかでも極めて特殊で、すぐれて人間的なもので、動物のなかで笑うのは人間だけ」とある。極端にいえば人の感情体験の数だけ「笑い」はあるということだ。
     いかに優れたクリエイターであっても、けして一人で「笑い」を選べるものではない。そこで、2024年に幸福を呼び込むために奮起し、「笑う門」をテーマに掲げてみたい。「笑う門」とは「笑いや笑顔の絶えない様子」の表現で、けして一人笑いではない。
     それだけにパッケージとの親和性もあると考える。喜劇王と呼ばれるチャップリンは「しばしば悲劇がかえって笑いの精神を刺激してくれる。その理由は、笑いとは、即ち反抗精神であるということだ。私たちは自然の威力というものの前に立って、自分の無力ぶりを笑うよりほかにない」との言葉を残す。

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    2024年2月号

    【特集】

    ■壁/Wall

    先日、或る会の主催者が「企業と消費者の間にはまだまだ『壁』がある」といった。確かに、目にはみえない「壁」はある。ただ、そもそも「消費者」(Consumer)との呼称が「壁」ではなかろうか。つまり、生産者(企業)の壁の向こう側に消費者がいるわけだ。かつての東西ドイツの「壁」やヨルダン川西岸地区の分離「壁」は目に見えるものだが、企業と消費者との間の「壁」はいわば概念の「壁」であり、内心の「壁」である。目に見える「壁」を壊すのは大変だが、壁の向こう側に同じ人間がいると思えれば、内心の「壁」はすぐに雲散霧消する。ゆえに、われわれは「消費者」との呼称を捨て、誰もが「生活者」「生活人」との自覚を促し「壁」を越えるのである。「人は石垣、人は城、情けは味方、仇は敵」とは武田信玄の有名な言葉だが、国家も人、企業も人、生活も人である。たとえどんな「壁」で隔てても、同じ人間仲間であれば話はできる。

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    2024年1月号

    【特集】

    ■包装の課題と展望----LOVE & PEACE

     2024年は平和と幸福の祈りからはじめたい。戦争は破壊で何も生まない。幸福を追求した価値創造は、平和でなければできないのだ。竹内まりやの「元気を出して」の歌詞に、「幸せになりたい気持ちがあるなら/明日を見つけることはとても簡単/少し痩せたその身体に/似合う服を探して」とある。
     人は「装い」で心が変わる。「PACK-AGE」は「時代を包む」との意で、2024年を「LOVE & PEACE」で包めば、どんな世界になるだろうか。「夢想家」といわず、誰もが平和に暮らす世界を想像してみてほしい。どんな幸福な価値が創造されるだろう。どんな楽しいパッケージが生活を彩るだろう。
     ジョン・レノンは、あの「イマジン」で「『夢想家』と呼ばれようと、私は一人ではない。いつかきっと世界は一つになると信じている」と歌っている。

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    2023年12月号

    【特集】

    ■RE-GENERATIVE

     「GENERATIVE」とは、話題の「生成AI」に用いられる「生成」を意味する英語である。「生成」とは「モノが生じて形を表すこと」の意味だが、「RE」を頭に付けると「再生」となる。ただ「RE-NEWAL」「RE-PRODUCTION」とはややニュアンスが異なる。「GENERATIVE」は、「再生的」「繰り返し生み出す」といった意味を持つ言葉で、「SUSTAINABLE」では資源枯渇に間に合わないとして「良い状態の環境を再生する概念として生まれた言葉」のようだ。本当だろうか。門外漢の戯言だが、何か、イエスの復活を思わせる。イエスの復活は、主の独立した存在と永遠性を表すという。復活の示す「生命の永遠性」は輪廻と同じではないか。消滅と復活をくり返すことでの永遠性である。方丈記の「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」で、真のSUSTAINABLEはRE-GENERATIVEによって表れる。

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    2023年11月号

    【特集】

    ■生活リテラシー

     物の本によれば、「生活リテラシー」とは「より良い生活を営むために必要な自立、共生、環境に関わる生活実践・活用能力」とのことのようである。また小5~高校の男女が学ぶ家庭科は「生活リテラシー」を育む教科であるようだ。
     「生活リテラシー」は、1)機能(自立)、2)相互作用(共生)、3)批判(社会参加)の3つの要素で構成され、家庭科では自立の機能としてa)科学的知識、b)技能技術の2つの習得を目指す。「批判=社会参加」とは非常に興味深いが、肯けることでもある。
    仮に、「包装」を生活リテラシーの要素に位置付けるとすれば、3)批判(社会参加)になろうが、1)自立には必要な要素であり、また共生を人間関係に限らず、自然(地球)を含めるとすれば、2)相互作用にも「包装」は欠かせまい。

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    2023年10月号

    【特集】

    ■in SOLIDARITY/連帯

     かのトルストイの小説「戦争と平和」(米川正夫訳)のエピローグで、主人公のピエールが「偉大な結果を生む思想は、すべて単純なものだって、もし悪い人間が1つの力に結集するならば、正直な人たちも同じようにしなければならない」と語るシーンが描かれている。
     それは戦争と平和との構図を、非常にシンプルに表した言葉かもしれない。ある意味で、世界を親近させたコロナパンデミックの経験は、それを具現化させた1つかもしれない。とはいえ、世界が共有する課題の多いなかで、その解決に向けて一つの力に結集することは必須である。
     「㏌solidarity」とは「連帯し」事に当たるとの意味で目下、連帯なくして解決する課題など世界にあるまい。まして包装は中身製品あり、材料・機械あり、物・梱包あり、小売流通あり、生活者あり、さらに分別・廃棄リサイクルありで、どれを外しても成り立たない。

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    2023年9月号

    【特集】

    ■新陳代謝

     或るテレビ番組で、エアコンをつけると代謝が落ちるため、夏でもできるかぎり窓を開けて風を入れて過ごしているという出演者に対し、猛暑日もつづき熱中症患者の増えているだけに「エアコン」(冷房)をつけた方がよいと司会者はいう。いずれも間違いではないが、話は嚙み合わない。
     何事も加減が大事であることは間違いないが、要はエアコンで体温を下げれば確実に代謝は落ちるが、エアコンで熱中症を確実に防げるとはいえないところが味噌である。誰が推奨したのか、いつの間にか「エアコン=熱中症対策」が口をついて出る。
     「代謝」とは、生物の生存と機能に不可欠な一連の化学反応で、主な機能は3つある。(1)細胞を動かすエネルギーへの変換であり、(2)食物をタンパク質、脂質、核酸および一部の炭水化物の合成に必要な成分への変換、そして(3)廃棄物の排出である。

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    2023年7月号

    【特集】

    ■BIOMIMETICS

     「バイオミメティクス」(BIOMIMETICS)は、生物の構造や機能、生産プロセスを観察、分析し、そこから着想を得て新しい技術の開発やモノづくりに生かす科学技術である。「生物模倣」とは和訳されるが、「生物」そのものではなく、いわば局部、局所の模倣である。
     近年、注目され活用が進められる科学技術だが、「世界では何も発明されていない。発明家の幸運は神が全人類の目の前に置いたものを見たにすぎない」とは、建築家のアントニ・ガウディの言葉である。ガウディの言葉に従えば、むしろ人類の発明した技術やモノの全てが「バイオミメティクス」となろうか。
     まだ「自然」との言葉のない、明治以前の日本の里山のような生活では、生物どころか自然模倣も甚だしいほどに自然と一体化していたはずである。その意味では、いまでも日本人の生活には自然が随所に生かされている。インバウンドの訪日外国人たちが、とくに魅了されるのはそうした日本の生活美である。

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    2023年6月号

    【特集】

    ■FRONT LINE

     北海道南端(松前町)で桜の開花が報じられた。1982年観測開始以来最早(これまでの最早は2021年4月16日)の桜前線の北海道上陸である。「桜前線」の英訳は「CHERRY BLOSSOM FRONT」とそままで、味も素っ気もない。
     「前線」の英語は「FRONT LINE」と一様だが、日本語の意味は少なくとも3つある。①は英語の意味合いの強い戦場での最前列、敵と直接接触する線である。②は気象用語で寒暖の2つの気団が地表面で接触する線である。③は特定日時に或る現象の表れた地点を(地図上で)線で結んだもので、その代表が「桜前線」である。
     これら3つの意味を含む「FRONT LINE」として、アフターコロナのパッケージのFRONT LINEを探ってみたい。

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    2023年5月号

    【特集】

     今、「パフォーマンス」(performance)をネットで引けば、「ペッパーミルパフォーマンス」が出てくるに違いない。WBC 2023で活躍する侍ジャパンの間で出塁時に見せる、ペッパーミルを回す仕草のパフォーマンスである。
     「PERFORMANCE」は、元々は「per」(徹底的に)+「form」(形)+「ance」(こと)を組み合わせた言葉で「徹底的に形にすること」、つまり「完全遂行」が本義である。心理学用語では、潜在的な心的諸能力を発揮し、行為が「遂行」されるとの意味である。
     一般的には「上演、演奏、出来栄え、成績、性能」といった意味で使われるが、話題の「ペッパーミルパフォーマンス」には、「コツコツ粘り抜こう」「身を粉にして働こう」「チームのために身を粉にして働く」との意味が込められている。

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    2023年4月号

    【特集】

    ■エンパシー

     超シニア社会、知り合いに「あなたに私の気持ちが分かってたまるか!?」といわれた経験が、一度くらいはあるのではなかろうか。そんなときは、「あなたの気持ちなど分かりたいとも思わない」と返すようにしている。そもそも、人の気持ちなんぞ考えて分かるものではない。
     たとえばPETボトルが、水の気持ちを分かるだろうか。だが、分からなくてもちゃんと水はボトルに収まっていよう。「エンパシー」とは、そのことである。英語の定型表現で「Put yourself in someone's shoes」(誰かの靴を履いてみよ)というようだ。
     もちろん気持ちは分からなくても、「水は方円の器に従う」などと性質や癖などを知り、理解に努めることは必要である。「Empathy」は「en」(中)と「pathos」(感情)に由来し、大事な点は「感情」云々ではなく「中」に入る行為ではなかろうか。いわば「包む」ことである。

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